小説

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1 :オムコシφ ★:2014/02/06(木) 09:29:52.23 ID:???

今週の2月10日付けのオリコン“本”ランキング文庫部門は、先週1位に初登場した三上延「ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~」(1月24日発売・メディアワークス文庫・KADOKAWA)が、週間13.4万部を売り上げ2週連続の1位に輝いた。 



また、今週でシリーズ累積売上が411.3万部となり、400万部を突破している。 

 同作は、本に関する並はずれた知識を持つ古書店「ビブリア古書堂」の店主・篠川栞子と、本が読めない体質の無骨な青年・五浦大輔が、奇妙な客が持ち込む古書の謎や秘密を解き明かしていくビブリオミステリーの第5弾。 

今回は4巻での大輔の告白によって少しだけ進展を見せた2人の恋愛の行方と共に、知る人ぞ知る古書雑誌や名作コミックなどを手掛かりに、登場人物を取り巻く謎が解かれていく。
(著:Narinari.com編集部)


ソースニコニコニュース

http://news.nicovideo.jp/watch/nw940692

『ビブリア古書堂の事件手帖』公式サイト

http://biblia.jp/


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1 :オムコシφ ★:2013/11/09(土) 11:37:52.08 ID:???

 就職難が叫ばれる昨今だが、どうやらその波はラノベの主人公たちにも押し寄せてきているようだ。
 今期からアニメが始まった『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』や『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』、『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』、『はたらく魔王さま!』などでも、多くの主人公たちが就活に苦戦している。彼らの就活とその後の生活は、どうなっているのだろう? 



  まず、『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』(左京 潤:著、戌角 柾:イラスト/富士見書房)の主人公・ラウル・チェイサーは、もともと勇者を目指して勇者予備校に通い、全国勇者模試で史上初のS判定を出したほどの実力者だった。しかし、魔王が倒されてしまい、勇者制度は廃止。そこからショックで半年ほど引きこもり、その後毎日職安の列に並んで数え切れないほどの履歴書を書き、面接で自己アピールしても、結局最終学歴専門卒で資格もない彼が就職するのは困難だった。 
 なんとかマジックアイテムを扱う専門店に就職できたものの、「どうして俺、こんなとこでレジなんか打ってんだろ……」と無気力に惰性で働く日々を送っていた。 



 一方、『はたらく魔王さま!』(和が原聡司:著、029:イラスト/アスキーメディアワークス)の主人公で魔王のサタンは、勇者に敗れて異世界「日本」にたどり着き、生活していくために就活を始める。履歴書を購入して“初心者歓迎”の職種にターゲットを絞り、ひたすらくやしさと屈辱に耐えながら履歴書の記入と面接を繰り返す日々。 
 ようやく日雇いのバイトが見つかっても、わずか2週間で会社が国から事業停止命令をくらい、また逆戻り。そして、日本に来て半年経った頃、やっと大手ファーストフード店で長期バイトとして採用されたのだ。 
その頃には、完璧に仕事をこなす立派な社畜と化し、いつの間にか彼の目標も「世界征服」から「この世界で正社員になること」になってしまう。



  また、『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』(桂かすが:著、さめだ小判:イラスト/メディアファクトリー)の主人公は、普段はニートだけどお金が底を尽きそうだったので仕事を探していた山野マサル。 
「探したけど見つからなかった」と言うと親もうるさく言ってこないので、そんなに必死に探しているわけではなかったが、ハロワでおもしろい仕事を見つけてしまう。
それが「剣と魔法のファンタジー 箱庭世界ラズグラドワールドのテストプレイ。
 長期間、泊まり込みできる方。月給25万+歩合給」という求人だ。あれよあれよと面接まで進み、その日のうちに採用決定。契約書にサインをしたらそのまま異世界に飛ばされてしまい、そこで20年間生き延びなければならなくなってしまう。 
はじめは異議を唱えていたものの、まったく相手にされないのでなかばやけくそで何としてでも生き残ることを決意したマサル。
それからは野うさぎを狩ったり、ドラゴンと戦ったり、奴隷を買ってメイドさんをやってもらったりと、なかなか楽しんで生活していたよう。



 そして、『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』の慎一は、1年近く引きこもりのニート生活を続けていた。
 しかし、両親に「お前がコツコツネットを巡って溜め込んだ約1テラ分のお宝画像と、ネットゲームのアカウント7つと、その他もろもろ、HDDの中身を消されたりしたくなければ、働くか復学するかしろ」と脅されてしぶしぶ就活を始めることに。高校中退の彼は、本屋やゲームショップ、模型店などのオタ系ショップ店員に絞って仕事を探していたのだが、そこで見つけたのが「オタク求む!」という求人だ。 
 月給30万で住居完備。さらに、働きによっては昇給もあるという破格の待遇。 
すぐさま応募しオタク度チェックをクリアした彼は、面接会場でそのまま眠らされて異世界に連れていかれてしまう。
そして、日本のアニメやマンガ、ゲームを輸出する会社の総支配人として働くことになるのだ。

  夢破れて仕方なく就職し、何の夢も希望も持てない人。夢は破れたけど、そこで新たな夢を見つけた人。 仕方なく就職したものの、意外と性に合っていてハマった人。いつの間にか社畜化していた人……。こうやって見ると、ラノベの主人公たちも就職難で喘ぐ現代の若者と同じ思いを分け合っているよう。しかし、現実にはこんなに楽しそう(?)な仕事も、破格の待遇も、なかなかない。現実世界でもオタクたちの力を活かせる就職先がもっと増えるといいのだが……。 

文=小里樹


ソース:ダ・ヴィンチ電子ナビ

http://ddnavi.com/news/169919/


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1 :オムコシφ ★:2013/10/12(土) 22:51:30.73 ID:???

 電車、国、軍艦、パンツ……もう擬人化されてないものはないのではと思えるほどの、なんでもかんでも擬人化ブーム。
10月2日に発売された『ギャルゲー探偵と事件ちゃん』(とよたかゆき、染谷みのる/講談社)では、「事件」まで擬人化してしまったのだ。ギャルゲー大好きな高校生の主人公・谷口弥人には、さまざまな事件を擬人化し、その事件そのものと対話する能力があるという。彼は、どんなふうに事件を擬人化して解決していくのだろう? 

 そもそも、事件ちゃんとは「事件を取り巻くありとあらゆる概念の集まり」で、
弥人は「事件ちゃんと会話や推理を進めていく」ことによって事件の解決を図るのだ。彼の能力は、「生まれ持った探偵の素質」と「人間ではない女性キャラクターに対する行き過ぎた執着心」があいまって生まれた特殊能力。
それを使って最初に擬人化するのは、あるホテルで起きたユイネラという高級ネックレスの消失事件。
 弥人が事件の起きた部屋で「おーい、事件ちゃーん」「出ておいでー」と呼びかけると、現れたのは金髪ツインテール。青い瞳と白いワンピースのようなドレスが似合う美少女。 

 そして、彼女の胸元にはユイネラが輝いていた。
 「あたしは自分で言うのもなんだけどかなりの難事件よ。あんたみたいな冴えない男に解決なんてできるのかしら?」と高飛車な言い方をする彼女だったが、事件について思ったことや気づいたこと。ユイネラを部屋から消し去ってしまったトリックについて話していると「あんた、ホントに鋭いのね」とか「…いいえ、駄目ね」「残念だけどまた不正解ね」とヒントを与えながら協力してくれる。 
そして、見事事件を解決すると、その象徴である事件ちゃんは消えてしまうのだが、消える直前、この事件ちゃんは急に弥人に飛びつき「ありがと、弥人」と言って彼の頬にキスしたのだ。こんなツンデレ美少女と会話ができて、さらにキスのプレゼントまであるなら、どんな探偵も俄然やる気が出るはず。 

  また、声優の花町なくるに脅迫状が届いた事件のときには、真っ白な猫の着ぐるみパジャマを着た事件ちゃんが登場する。話し方も「にゃんだお前は」といった感じだし、弥人をソファーに座らせると勢いよく膝に飛び乗って「うにゃん!」と鳴く。まさに、猫がそのまま人間になったような事件ちゃんなのだ。 
 だから、的外れな推理を披露して彼女を怒らせると「ふにゃーっ!」と叫びながら腕に噛みついたり、暴れたりする。でも、弥人が推理に行き詰ると「弥人、どした? もうあきらめるのか? ダメだ、がんばれ。 
おまえならきっとわたしの大好きななくるを助けることができるはずだ」と必死に応援してくれるのだ。
ここまで自分を頼りにしてくれるなら、なにがなんでも事件を解決するしかない!

 そして、将棋のタイトル戦で不正疑惑があったときの事件ちゃんは、前髪ぱっつんの艶やかな長い黒髪。
 赤いエリカの花びらをイメージした髪飾りに、少しアバンギャルドな紅色の着物を着ていた。そして、とにかく将棋がしたいと言う彼女の提案で、1回の対局が終わるごとに推理に付き合う。もし事件ちゃんに勝てたら、特別に大ヒントももらえるという条件で推理を始めるのだ。 
 途中、どうしても推理に集中したくて弥人が将棋に付き合ってくれなくなると、なんと事件ちゃんが「次の対局で、もし探偵さんが私に勝つことができたら、私は今着ているこの着物を脱いで裸になります」と宣言しだす。 
ここまで来ると、なんだか事件を解決して事件ちゃんを消してしまうのがもったいなくなりそうだ。

 たしかに、ギャルゲー好きならあらゆるパターンをシミュレーションしている。
 さすがに本当に事件を擬人化するのは無理でも、もしかしたら頭の中で事件を擬人化し、妄想で対話するくらいならできるのかもしれない。本当に弥人のようなギャルゲー好きの探偵が現れれば、未解決のまま迷宮入りする事件はなくなるかも!? 




文=小里樹
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

http://news.nicovideo.jp/watch/nw800133

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